あるある辞典

世の中で起こっている事を独自の視点でコメントします。

木村拓哉が演じる家路久・ブラックからホワイトへの性格の変化は脳科学的に有りか?

木村拓也さんと上戸彩さんが、夫婦役となる
話題のドラマ「アイムホーム」がいよいよ始まります。

 

f:id:aruarujiten:20150416195853j:plain

出典:テレビ朝日番組ホームページより

 

ドラマ放送開始前に、上戸さんの

妊娠のニュースが流れるなど、サプライズな出来事も
ありましたが、

 

今日は、二人で、番宣している様子をみると
スッカリ夫婦役が板についている感じです。

 

これまで、父親役は、御法度?と言われていた
木村さんの、演技も楽しみですね。

 

 

 

ちょうど、お昼に放送されていた
「ワイドスクランブル」を見ていたら
二人が、「アイムホーム」の番宣の為に出演中でした。

 


木村さんが演じる家路久(いえじひさし)は、
単身赴任先で起こった事故によって、
直近5年の記憶が曖昧になってしまいます。

 

上戸さんは、妻・家路恵役を演じますが
木村さんにとっては、再婚相手という設定。

 

 

家路久は、事故を起こしたあと、
前妻のことは、覚えていても

何故か、現在の妻、恵の事は、記憶にありません。

 


それどころか、妻・恵の顔が何故か仮面に見えてしまいます。

 

ちょっと不思議な設定ですが、木村さん曰く
コメディ要素も多く取り入れているドラマだとか。

 

 

 


脳科学から見た、性格の変化?

 


「ワイドスクランブル」には、
レギュラーコメンテーターとして
脳科学者の中野信子先生が出演しています。

 

 


中野信子先生・経歴

f:id:aruarujiten:20150416194943j:plain

出典:pipilco antenaより

 

生誕 1975年
日本の旗 日本 東京都
出身校 東京大学工学部
東京大学大学院医学系研究科医科学専攻修士課程修了
東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了
職業 脳科学者、認知科学評論家
身長 158cm

 

 

番宣で、木村さんは、中野先生に
脳科学的に、何かのきっかけで、人は性格が正反対に
なることはあるのかと質問。

 

というのは、ドラマの設定で、事故前の家路久という人物は、
証券会社に務めるバリバリの営業マンで、
出世街道をまっしぐらに走っていた人物です。

 

 

自分が出世するためだったら、人を蹴落としてでも
のし上がっていくタイプ。

 

いわゆる、人の事を考えない

自己中心で、かなり性格の悪い人物です。

 

 

ところが、事故後の家路久は、家族思いの優しい
性格に変わってしまうわけです

 


この役を演じている木村さんにとっては
何かが、キッカケで、真逆な性格になるのかってという
素朴な疑問を持っていたのでしょう

 

 

 

中野先生は、何かショックなことがきっかけになって
性格が変わってしまうことは、十分ありうる言っています。

 


ただし、ホワイト(良い性格)の人が、
ブラック(悪い性格)になることはあっても
ブラックの人がホワイトの人になることは通常考えられないと

 

 

 

その理由として

脳の中に、眼窩前頭前野(がんかぜんとうぜんや)
というところがあって

 

f:id:aruarujiten:20150416195600j:plain

出典:Meddicより

 

 


ここは(ちょうど目の後ろ側に位置している)、

人との共感性を司る部分、


そして、ココが育つには時間がかかるという事のようです。

 

 

特にブラックの人が、ホワイトの人に変わる時には
手本となる人が、居て、そして、そんな人になろうという
意志や習慣が必要なんだとか。

 


事故がキッカケで、性格が変わることは、
ありうるけど、木村さんが演じているような
悪い人がいい人になるということは、
まずないということのようです。

 

 

脳科学的には、いい性格の人間になるには、
それなりの、時間がかかってしまうということなんですね。

 

 

 


さて、このドラマ、三つの謎のうちの一つに
「そして…現在の妻子はなぜ、仮面のように見えるのか?」
というのがあるのですが、


この仕組みも、脳科学的には有りうるのか
有るとすれば、どんなメカニズムが働いているのか
ぜひ、中野先生に解説してほしいですね。